スポーツジム併設リハビリ鍼灸整体院【 駒込3分の総合治療院 】

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尺骨神経症状が、首と肩甲骨の連動性の向上で軽減した症例

 
  2017/12/26
 
尺骨神経症状が、首と肩甲骨の連動性の向上で軽減した症例
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フィジカルコーディネートセンター
スポーツ愛好家からトップアスリートが通うハイブリッドスポーツ治療院。 メディカルマッサージやメディカルストレッチ、カイロを主体とした整体や鍼灸、ヨガ・ピラティスを取り入れたインナーマッスルを鍛えるメディカルエクササイズ、トレーニング効果を高めるプロテインやサプリメントなど、多角的にヘルスケアを総合サポート! 体を通して、日常生活や趣味活動、スポーツに至るまでの人生の楽しみを再構築する総合メディカルデパートです。
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特にきっかけがあるわけではないのに尺骨神経症状が出てきて、家事がままならない方がご来院されました。

去年、鎖骨骨折もされているとの事で、病院に申し送りする必要性と緊急性が高いのか否かも含めて精査しながら治療を行なっていきました。

問診

年齢・性別

40歳代 女性

運動習慣

なし

普段から気をつけている事

なし

ケガ・病気歴

平成28年3月 右鎖骨骨折 保存療法

経過

去年、平成28年の12月頃から右手の小指と薬指が痺れるようになったと同時に、力が入りにくくなってきた。

触った時の感覚も変な感じで、感覚の鈍さがある。

家事もままならず、料理などに支障が出ている。

主訴・ご希望

● 右手の痛み・シビレをとりたい

● 家事ができるようになりたい

身体状況

尺骨神経症状の部位を診察

通常、尺骨神経障害であれば、小指と薬指の外側に感覚障害を生じます。

症状がここにない場合は尺骨神経の支配領域でないので、しっかりと精査する必要があります。

 

尺骨神経の症状

 

どこの範囲から感覚障害になっているのか?をお伺いしながら診察していきます。

神経症状がある部位は、血管の収縮・拡張の障害も伴いやすく、発汗具合やほてり、皮膚の張り具合なども重要な診察項目になります。

 

診察結果

この方は、シビレと感覚の鈍さを小指と薬指に感じており、全体的に力が入りにくい状況でした。

また、症状を訴えている部位に火照りや皮膚の張りの低下を認めたため、尺骨神経症状の可能性が高い事がわかりました。

 

加えて精査していかなければいけないのは、この神経症状がどこから生じているのか?鎖骨骨折の影響はないのか?を区別する事が非常に大切になります。

どこで尺骨神経に負担がかかっているのか?を診察

神経症状は、神経の通り道が狭くなったり引っ張られたりして症状が出るので、どこの場所で神経にストレスがかかっているのか?をチェックします。

 

首の付け根を診察

 

斜角筋隙

 

首の筋肉の間を通って腕の神経が伸びてくるため、首の筋肉や骨の歪みによって神経にストレスがかかりやすい部分になります。

 

首を動かしたり、筋肉を使った中で尺骨神経の症状が出るのか?を診察します。

こちらの影響は無いようでした。

 

肋骨と鎖骨の間を診察

 

鎖骨下で絞扼しやすい所

 

この方は去年鎖骨骨折をされており、保存療法で過ごされてきているので、鎖骨骨折の影響で神経症状が出ているのかを診察していきます。

 

鎖骨骨折の程度によっては、折れた骨と骨がズレてしまい、その下を走る大きな血管や神経を傷つけてしまう事があります。

このようになってしまうと、治る事が難しい事に加え、非常に危険度が増すので、すぐに病院に行く必要性があります。

 

ご本人のお話によると、骨折した骨と骨はズレていたようですが、病院には1回しか行っておらず、その後の経過はわからないそうです。

 

ご本人は肩は動くようになったし、痛くなくなったし、別に大丈夫と仰っていますが、ズレた骨が本来無い関節となってしまい、それが続くと一生骨がつかない状態になってしまう可能性があります。

 

骨がつかなくても上手く動いていれば日常生活上問題ない方もいらっしゃいますが、鎖骨の下を通る神経や血管を傷つけてしまうリスクを常に負いながら生活をする事になるため、しっかりと診察していく必要性があります。

 

鎖骨骨折の診察
  • 鎖骨の上と下を触りながら端から端までたどる

鎖骨骨折の触診テスト

 

骨折した骨と骨がズレているかを診察します。

骨をたどってみてズレていればそのように感じるので、それを一つの指標にします。

 

この方は骨折された経緯もあり、鎖骨の形はややいびつな感じがしましたが、最初から最後までスムーズに触ることが出来たので、ズレてない、骨折は治っている可能性が高い事がわかりました。

 

 

  • 軽く叩く

鎖骨の叩打痛テスト

 

骨折した所は敏感になっているので、軽く叩いただけで響くような感覚や痛みを感じやすいため、中指の先や人差し指の先で『トントン』と叩いてみます。

 

特に何も感じないようですので、骨折が治癒している可能性がより高まりました。

 

  • 鎖骨を前後上下に動かす

鎖骨骨折のモビリティテスト

 

鎖骨が折れていると、鎖骨の端から端まで動きが伝わりません。

鎖骨の端を動かした動きが鎖骨の端まで伝わるのか?を診察していきます。

 

この方は鎖骨の端を動かした動きが端まで伝わっていたので、やはり鎖骨はしっかりと治癒している事がわかりました。

 

  • 肩を動かして最終確認

鎖骨が付いていれば鎖骨の動きと肩の動きが連動しますが、折れていると連動しません。

肩の様々な動きでも、鎖骨がしっかりと連動するのか?を診察していきます。

 

しっかりと肩の動きと鎖骨の動きが連動していました!

 

鎖骨骨折が治癒していたので、鎖骨の下の神経や血管を傷つけてしまうリスクが低い事がわかったと同時に、診察をしている時に尺骨神経症状は再現されないため、鎖骨と肋骨の間では神経にストレスがかかっていない事がわかりました。

 

 

肩の前側を診察

 

小胸筋で絞扼しやすい

 

上記の図では切り取られていますが、神経の上を筋肉が通っており(下の図)、この筋肉は硬くなりやすい筋肉です。

筋肉が硬くなった時に神経も圧迫されてストレスがかかりやすくなるので、こちらも診察していきます。

 

小胸筋で絞扼しやすい

 

直接的に指圧してストレスを高める、また、筋肉を使った時に尺骨神経症状が出るか?を診察しましたが、症状は再現されないので、こちらが尺骨神経にストレスをかけている原因ではない事がわかりました。

 

 

肘の内側を診察

 

肘部管で絞扼されやすい

 

いわゆる、ファニーボーンの所です。

椅子などにぶつけると、「ビィィィン」となる部分です。

 

尺骨神経は、この肘の部分で神経にストレスがかかるケースが一番多いです。

肘の内側に神経が通っているので、腕に対して肘先が外側に向きやすい人は神経が伸ばされて痛くなりやすい傾向にあります。

 

ファニーボーン

 

特に関節が元々ユルイ女性は肘先が外にいきやすく、神経にストレスがかかりやすい傾向があります。

関節がユルイかどうかの指標は、肘を伸ばした時に、肘の可動域が行き過ぎているかどうかで判断します。

 

肘の過伸展

 

肘がユルイ人は全身的に関節がユルイ傾向にあり、膝も過伸展(バックニー)になられている方も多くいらっしゃいます。

 

反張膝

 

このような場合は膝の関節だけでなく、骨盤周りや腰回りにも症状を抱えやすくなりますので、関節のユルさはしっかりと診察しておく必要があります。

 

今回の方の場合は、肘も膝も元々ユルく、肘を伸ばして行くとだんだんと肘先が外側に向きやすくなっていました。

特に右と左を比べると、症状を訴える右肘の方が肘先が外に向きやすく、肘先を外側に強めると症状が再現され、内側にすると症状が軽減しました。

 

診察結果

肘先が外側に行ってしまっている事が尺骨神経のストレスを増大しており、その結果、尺骨神経症状が出ている事がわかりました。

 

ファニーボーン

 

 

本日の治療目標

診察から、肘先が外に行けば行くほど症状が悪化して、肘先を内側に戻せば尺骨神経のストレスが軽減する事がわかりました。

また、右に首を向けた時にも肘先が外に行ってしまいやすく、神経にストレスを与えやすい原因となっていました。

 

通常であれば、右へ首を向けた時には、肩甲骨は後ろへ下がってくるのですが、この方の場合は前に出てきてしまっていました。

首と肩の連動性の悪さも、肘に負担をかけていて、尺骨神経に負担をかけていたんですね。

 

頭頸部肩甲骨の連動

 

実際に首を右に向けた状態で肘の曲げ伸ばしをすると尺骨神経症状が再現され、左に首を向けると尺骨神経の症状が出ない事からも、首の動きと肩甲骨の連動性の悪さが肘に負担をかけていて、神経のストレスとなっていた事がわかりました。

 

治療目標

右へ首を向けた時の肩甲骨の連動性を解消する事で肘にかかる負担を解消し、尺骨神経症状を軽減する事が今回の治療目標となりました。

治療方法

首の動きが肩・肘に影響を与えているので、首の動きを最優先に考えがら、肩と肘の連動性を高めていきます。

 

首を左に向けていれば尺骨神経症状も落ち着いた状態で肘の運動ができるため、まずは首を左に向けたまま肘の曲げ伸ばしを行い、徐々に首を右に捻っていく中でも尺骨神経症状が出ない範囲を増やせられるようにトレーニングしていきました。

 

また、肘を伸ばした状態で、首を左から右に徐々に向けて行き、肘先が外に開かない範囲を少しずつ増やしていくトレーニングを行う中で、首と肩・肘の連動性を高め、尺骨神経にかかるストレスを軽減して行きました。

 

治療結果

シビレや感覚障害の軽減と、力の入りやすさが向上しました。

 

まだ完全に首を右に向けてしまうと、尺骨神経症状が再発してしまうので、自主練習を行いながら、徐々に首の動かせる範囲と肩・肘の連動性を向上していく必要性があります。

 

加えて、この首の動きのトレーニングだけでは、動きが一方向性だけなので、首を円運動しても肩・肘に影響が無いように継続して治療を行なっていき、尺骨神経症状を軽減していく必要があります。

自主練習

  1. 首を左へ向けます
  2. 肘を伸ばします。
  3. 首を少しずつ動かして円を描くように動かして行きます。
  4. 現状では、首の動きが真ん中を越えた段階で右肘が外側に向きやすくなるので、左から真ん中までの首の可動範囲に止めます。
  5. 様子を見ながら、少しずつ首の可動範囲を増やして行き、徐々に首を右に向けても肘が外側を向く事なく、尺骨神経にストレスがかからない状態で肘の運動が出来る事が最終目標です。

 

最後に

自主練習を行なって頂きながら、尺骨神経にかかるストレスを軽減して行きますが、今回の症状を解消した後は、フライパンを振ったりなどの家事動作を再獲得するためには、ある程度の筋力も要求されます。

神経のストレスが軽減出来る基盤ができたら、より強い運動負荷に耐えられるだけの練習もしていかなければなりませんので、継続してケア・トレーニングして行きましょうね!

 

二回目の治療経過は『こちら』です

 

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